松丸小児科アレルギー科クリニック

matsumaru allergy and children's clinic

はじめに
医師の役割は病気を診断し、薬を出すだけではありません。病気の対処法、薬の作用、副作用を説明することにより、ご家庭で安心して生活できるようにすることが大切です。見た目だけを気にして、強い薬を出す先生もいますが、当院では病気の説明をきちんとすることにより、効果のあるなるべく弱い薬で、ご家庭で過ごせるよう心がけています。家で心配にならないよう、疑問点がありましたら、ご気軽に質問してください。
 
当院は小児科一般と気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症、蕁麻疹などアレルギー疾患(成人も含む)が専門の病院です。その他の科の患者さんも診察しますが、必要により専門の病院に紹介となります。

子供は大人を小さくしただけではありません。
かかる病気も違えば、同じ病気でも症状や治療法も変わります。
また治療も成長、発達を考慮して行います。
このため小児に適応があっても使わないほうがよい薬、また多くの薬は乳児には適応がありませんので、その中で使ってもよい薬を選別する必要があります。
これらを総合的に考え、治療するのが小児科医の役目だと思います。
低年齢になればなるほど、これらが大切になります。
また乳児健診も話を聞いて聴診器を当てておしまいというところがあるようです。
乳児健診は赤ちゃんの発育、発達を診る所です。問診だけでなく診察で赤ちゃん特有の反応を見る事により、月例相当か総合的に判断しています。
逆さまにしたり、手足を持って吊したりしますが、ビックリしないで下さい。
また弱視予防のため、生後6ヶ月以上は目の検査をしています。
昭和大学病院、亀田総合病院の新生児センターにも勤務していましたので、当院で是非受けてみて下さい。
予防接種予約なしで診療時間30分前までいつでも受け付けています。一般診察と一緒になりたくない方は、月・木の14〜15時に専門外来(要予約)を設けています。
幼児(幼稚園まで)は日本小児科学会の専門医にかかりましょう。

お知らせ  

 インフルエンザの予防接種10/1より開始します。
費用は当院での1回目は4,500円、2回目は4.000円です他院で1回目を接種した方の2回目は4,500円となります

インフルエンザが流行中です。
12月から増え始めましたが、年末からは大流行しています。
検査は38度以上の発熱があってから、最低でも6時間、できれば12時間以上たたないと
陽性にでない事がありますので、 6時間以上たってから受診してください。
今年のインフルエンザは発熱しなかったり、熱が上下するケースもあります。
この場合は頭痛や関節痛、全身倦怠感(ぐったりしている)などの症状が出てから
24時間以上たってから受診してください。
 
伝染性紅斑(りんご病)、手足口病は下火になりつつあります
りんご病は頬が赤くなり、肩や太腿も赤くなります。肩や太腿は細かいプツプツが繋がり、
正常の肌がぬけ、レースのカーテンのようになります。小児は痒み以外はあまり症状がありませんが、成人は関節痛や全身倦怠感、発熱もあり非常に辛いです。日光にあたると赤みが増します。

手足口病は手のひら、足の裏、肘、膝、喉の周り、おしりなどにちょと皮の厚い水ぶくれができる病気です。しかしながらここ数年は手足はあまり目立たず、手足や体に水ぶくれができ、つぶれて痂皮になるタイプも流行っています。このために水痘と間違われているようです。
水痘の予防接種が定期化され発症は激減し、未接種以外の人はほぼ0となっています。
水痘や単純ヘルペス以外のウィルス(麻疹や風疹など)は治癒するとウイルスが除去されるため、免疫力が落ちると再感染して発症しますが、水痘は神経の周囲に持続感染しているため、免疫力が落ちても再感染せずに再活性化して帯状疱疹になります。このため予防接種が未接種やうまくつかなかった人に単発で発症することはありますが、集団発生は考えられません。

院内は飲食禁止です。
診察時に嘔吐し、吐物を誤嚥すると危険なためです。
また吐き気のある方は匂いや、食べ物を見ただけで嘔吐してしまうこともあります。
小児は人が飲食するのを見ると、自分も飲食したくなってしまいます。
このため全員を飲食禁止とします。

ロタウィルスワクチンはロタリックスとロタテックがありますが、
ロタリックスは製造メーカーが卸先を制限したため、当院では入手できなくなりました。
今後はロタテックのみ接種します。
 
発熱(前日も含め37.5℃以上)の患者さんはあらかじめ連絡をしてから、エレベーターは使用せず裏の階段から入って下さい。
感染症用の待合室でお待ちいただき、感染室で診察します。
診療所の入口が1箇所のため、コロナ疑いの方、濃厚接触者の診察ができません
コロナのPCR検査は行っておりません。抗原検査は行っています。
 
気管支喘息(詳しくはクリックして下さい)の調子が悪いです
今年は温度差が激しく、雨もパラパラ降るため調子が悪い人が多いです。調子が悪い原因はアレルギー性炎症を抑える治療が弱いか、使い方が間違っている(うまく吸入できていない)事が多いです。調子が悪いと発作止め(テオドール、ベネトリン、メプチン、ホクナリンなどの飲み薬、吸入薬、貼付剤、ステロイドの飲み薬)を併用している人がいますが、発作止めは発作がなければ使う必要はありません。発作止めを併用するという事は、アレルギー性炎症を抑える治療が弱い証拠です。特にステロイドの飲み薬頻回に使用すると低身長を起こします。(一時的に背は伸びますが、早く大人の骨になってしまうので、成長期に伸びなくなってしまいます。年に数回程度であれば問題ないですが、頻回に使用する場合は要注意です。)発作止めをなるべく使用せずに発作を起こさないようにする事が大切です。当院は日本アレルギー学会の専門医ですのでご相談下さい。
成人の方も診察していますので、是非ご相談ください。
  
感染対策
皆様が安心してお待ち頂けるようストリーマ機能のついたエアコンに変更しました。
ストリーマ技術とはストリーマ放電により有害物質を酸化分解する空気清浄化技術です。
ストリーマ放電は一般的なプラズマ放電(グロー放電)と比べて酸化分解力が1,000倍以上になります。ストリーマを照射して1時間で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は93.7%不活化されます。

乳児健診にて目の検診を始めます。(生後6ヶ月以上)
弱視や強度の視力異常、斜視、白内障などは早期発見が大切と言われています。
当院では簡単に計測できる機器を導入しました。
乳児健診以外でも自費(500円)で検査します。